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チュウゴクアミガサハゴロモの大量発生

 5月頃から見かけない茶色い虫がやたらとぶどうの枝に貼りついているなと思っていたら、あれよあれよという間に数が増え、6月を迎えるころにはぶどうの枝がびっしりと埋め尽くされていました。忘れないうちにチュウゴクアミガサハゴロモとの戦いの備忘録を。

6月上旬:見慣れない虫に気付く

 いつものように庭でぶどうの巻きひげを除去していると、ぶどうの枝に見慣れない茶色い虫がくっついているのを見つけました。このときは特に何も考えておらず、珍しい虫がいるなと思ったぐらいでした。

 うちの息子がはまっているBiomeというアプリで虫の種類を調べたところ”チュウゴクアミガサハゴロモ”という外来種だということが分かりました。

チュウゴクアミガサハゴロモの解説:植物防疫所

我が国において、大阪府では年2化性であることが確認されている。本虫は枝にて卵の状態で越冬し、6月~7月及び9~12月に羽化する。

 ちょっと待って年2回も生まれてくるのこの人達。。。勘弁して。。。

6月下旬:開戦、全面戦争へ

 この”チュウゴクアミガサハゴロモ”(以降 貴奴)ですが、本当にびっくりするぐらい数が増えます。我が家のぶどうたちは巨峰を除いて1年目なので、これらの枝に大量に散乱されていたことはないと思うのですが、毎日毎日どこからともなく現れて、大事な1年目ぶどうの枝に貼りついてチューチューと吸っております。

 1本の枝に10匹以上びっしりといることも日常茶飯事。。。そんなに虫が苦手ではない私でも若干鳥肌が立つぐらいに大量発生していました。これは除去するしかない。。。

 ところが、6月の最初に見かけたころの個体はどれも背中からつかめば捕まえられたのですが、2-3週間経過した後の個体はどれも俊敏でした。一筋縄ではいかないため、行くかの作戦を考えました。

作戦①: コロコロ

 これは妻の発案。自宅にあった粘着性のコロコロで、鬼奴をペタペタとくっつけて捕殺する作戦です。

 これが意外とうまくいきました。油断している貴奴にそっと近づき、羽がコロコロにくっつきやすい角度からじんわりと押し付けるとくっつきます。我が家ではこの日からコロコロをエクスカリバーと呼ぶことになりました。これでおそらく100匹以上は倒したと思います。

チュウゴクアミガサハゴロモの進化

 気のせいかもしれませんが、エクスカリバーで貴奴を倒しに倒して1 – 2週間が経ったころ、だんだんとエクスカリバーに対する貴奴の回避率が上がってきたように感じました。これまでであれば後ろからのエクスカリバーの攻撃になすすべなく捕まっていた貴奴等が、私がエクスカリバーを10cmぐらいのところまで近づけただけで飛び立つようになってきました。

 時期的な問題なのか何なのか、彼らの俊敏性が上がり捕殺率も下がってしまったため、なすすべもなく毎日貴奴等にぶどうの枝を吸われる日々が続きました。。。

作戦②:目には目を。中国の外来種には中国製品を。

 エクスカリバーがエクスカリバーでなくなってしまったので、次の対策を講じなければなりません。ところが、貴奴ははまだこの数年で広がった外来種と言うこともあって、ぶどうに対して使える対チュウゴクアミガサハゴロモの登録農薬がないそうです。一般的な防除を行っていればそれなりに聞くらしい。

 ところが、うちのぶどうさんたちはそれなりに防除もしてるつもりだったので、今からまた別の農薬を買って試すのも時間がかかる。。。というわけで、中国から来た外来種には中国で考案された道具を買うのがよいだろうと考えたのです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0FD3XR5B7?ref=ppx_yo2ov_dt_b_fed_asin_title&th=1

 うーん。。。結論から言うと、あまりお勧めはしません笑

 中国からの発送となるため到着に2週間ほどかかったのですが、いざ到着して期待とともに電池を入れてみると、世界の悲哀をすべて受け止めるかのような優しさに満ちたそよ風のような吸引力で、見る物の気持ちを何とも言えないものにしてくれます。一方でろくに吸い込みもしないのに音だけはすさまじいので、自宅の庭で使用する私的にはご近所さんの視線が若干気になるデバイスです。

7月:戦いはまだまだこれから。。。

 中国から購入したエクスカリバーがただの騒音発生器だったので、そろそろ次の一手を打とうかと考えていた矢先、7月の中旬ごろから貴奴の数が減ってきました。羽化をする6月・7月の時期を超えて、数が減少してきたのでしょうか。この記事を書いている7月末の時点で、もうほとんど庭に貴奴の姿は見えなくなりました。

 年2回の羽化が正しいのであれば、次に会うのは9月以降の秋口。。。次に相まみえるその日まで、新たなエクスカリバー探しを続けておきます。

ワインとぶどうに熱意を注ぐ30代会社員